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冬の北岳バットレス(20150328−29)

積雪期の北岳バットレス。
私は夏すら登ったことがないが...

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初日は夜叉神峠から北岳を抜け肩の小屋まで約19時間行動。
思い出に残るタフなクライミングでした。

日曜日の天気が悪くなる傾向にあったため、初日にできる限り進もうと朝の4時に夜叉神峠を出発する。
もうひとつここを朝早く出発しなければならない理由もあるし。
広河原までは、アップダウンのある16kmにおよぶながーい林道をゆく。
今回は秘密道具(大体想像つくと思いますが...)を使う。
途中、北面は道にびっしりと雪が残っておりなかなか大変。2時間ほどで広河原へ。
わかんのトレースが残っていたが、今回は終始わかんの出番なし。
大樺沢は途中から広大なデブリ地帯になる。デブリが現れるまでは、林道含めいろいろな場所から水が取れる。
雪崩は落ちきっているようだが、それでもこれだけのデブリを進むのは気がひける。
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二俣に来るとバットレスが見えてくるが、見えてからが遠い。
バットレス沢の出合についてもここから下部取り付きもこれまた遠い。
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13時にようやく取り付き。時間も心配になったが途中ビバークも視野に登り始める。
まずは、bガリー大滝を登る。遠目には氷結もよくアイスクライミングでいけそうと思われた。
ただ、今回スクリューは2本のみなので、ランニングが心配。
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大滝はKさんリード。途中氷結が甘くなり、左のミックスを上がるがかなり悪い。
雪もアックスが効くところと効かないところがともにあり、フォローでもしびれた。
大滝は1Pで抜けられたが、時間はだいぶかかった。
ここからはしばらく緩斜面帯。
雪のラインで登って登っていくと取り付きテラスの上部に出たようだ。
大滝上部を左にトラバースして4尾根に取り付くようだった。
そろそろビバーク地を探すが、進めどなかなか適地が無い。
そうこうしているとマッチ箱に到着。
こうなると戻ってビバーク地を探すよりかは、行動して抜けてしまおうと決起。
進んでマッチ箱のコルへの懸垂支点を探すが、雪に埋もれて分からず。
ランニングを取らずに進んでしまったので、恐る恐るナイフリッジを戻る。
マッチ箱取り付きの支点から、左側に懸垂し、左側から雪壁を抜ける。
そこから主稜上部に取り付き凹角から登る。この時21時。
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上部は、アイスと岩と色々混じって夜景をバックに素敵なクライミング。
山頂へは22時過ぎにようやく到着。風が強く肩の小屋へ急いだ。
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