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エベレスト大展望カラパタール 2016/11

エベレスト大展望カラパタール
          トレッキング

メンバー:三井 

山登りを趣味として長年やってきたが数年前辺りから山屋として一度は
自分の目でエベレストを見てみたいものだと思うようになり、
今年「古希」を迎えた事もあっていい機会と考え実行した。
幸い期間中好天に恵まれ、予定通りエベレストを指呼の距離から
眺める事が出来たことは幸運の極みであった。

このトレッキングはエベレストを展望するトレッキングとしては代表的なものだが、
当会の会員で行ったことのある会員はいないようなのでトレッキング内容は
どのようなものか、気づいた事、感じた事などを雑記としてランダムに記してみたい。

〇エベレスト展望のトレッキングツアーについて。

エベレストを展望するトレッキングは幾つかのツアー会社から日程や展望場所など
色々なコースが企画されているが、今回私が参加したものはカラパタールと呼ばれる
高所地点(標高5500m)からエベレストを展望するもので最もエベレストに接近して
(直線距離で10Km位)見られることからその代表的なものといえるものだろう。
(このツアーに3日ほどプラスしてエベレストBCまで行くツアーもあるが
BCに行ったらエベレストは寧ろ見えなくなる。)

〇参加者の構成
 今回のトレッキングには定員の12名の参加者があり年齢は
 50才台が3.4人、後は60才後半で73才が最高齢、という年齢構成だった。

〇行程の概要
[1日目~2日目]
 日本からバンコックを経由してネパール・ カトマンズへ。
[3日目~9日目]
 国内線の飛行機でルクラに飛び、そこから7日かけて最終キャンプ地の
 ゴラクシェプまでの長いトレッキング。(2日間の高所順応日あり。)
[10日目]
 カラパタールに登りエベレスト観望。
[11日目~16日目]
 往路を戻りルクラ~カトマンズ。
[17日目~19日](予備日あり)
 帰国。

020ルクラ空港
【ルクラ空港】

023ゾッキョ(水牛)に荷物を積んでトレッキングスタート
【ゾッキョ(水牛)に荷物を積んでトレッキングスタート】

068エベレストビューホテルのテラスからエベレスト遠望
【エベレストビューホテルのテラスからエベレスト遠望】

089スツーパ(仏塔)との立つトレッキング道
【スツーパ(仏塔)との立つトレッキング道】

106アマダブラムを望む
【アマダブラムを望む】

142ヒマラヤ襞の美しいツュクン
【ヒマラヤ襞の美しいツュクン】

149私です(三井)
【私です】

192ロッジにあるソーーパネル
【ロッジにあるソーラーパネル】

211カラパタールよりエベレスト(右)、ヌプチェ(左)
【カラパタールよりエベレスト(左)、ヌプチェ(右)】

212カラパタール頂上よりエベレスト
【カラパタール頂上よりエベレスト】


〇トレッキングの時期
 ネパールは乾季、雨季があり(6月から9月が雨季)、調べてみるとトレッキングの
 最適期が11月との事で、今回11月にしたのだが正に正解でツアー中は快晴続きだった。

〇装備や服装、食事など。
 共同装備や個人装備はゾッキョと呼ばれる牛や、ボーターが運ぶので参加者は
 デイパックに雨具とその日の飲み物、行動食を持つくらい。
 食事はスタッフとして現地のキッチンボーイが加わっていて現地食を日本人の口に
 合わせてつくるというものの余りうまいとは思えなかった。醤油のボトルを用意して
 くれていたので何でもそれをかけて味を誤魔化して何とか食べていた。
 服装はスタート時は日本の夏山の服装でOKだが4000mを越える辺りからは
 朝晩の冷え込みは厳しくなるので冬用の下着の上下やヤッケを着るようになる。 


〇ロッジについて
 今回泊りは全てロッジ泊だった。
 ネパールのボビュラーなトレッキングルートは概ね1‐2時間歩くと集落があり、
 そこには必ずロッジがある。集落の大きさにもよるが数軒から数十軒のロッジがあり、
 設備はロッジによって違うが日本の山小屋より整っている感じ。
 個室か二人部屋のベッド付でトイレは棟に共同のものが一つ、というものが多い。
 ロッジの電気設備は充分ではないが必ずある。
 電気の元は太陽光で、ロッジの脇に大きなソーラーパネルが設置されたりしている。
 ただ、蓄電量は限られていて夜、停電になる事も少なくないらしい。

(ついでにトイレについても…。)
 ロッジのトイレは簡易水洗で、「大」の場合。
 使用した紙は脇の箱にいれ、「ブツ」は水の入った大きな容器があるので
 柄杓で水を汲んで流す仕組み。
 トレペは最奥のロッシでは一巻で日本円で300円くらいだった。(貴重品なんですね。)

〇カメラのバッテリー
 写真はかなりの枚数を取る事を予想していたがカメラのバッテリーで撮れる枚数は
 通常100枚から150枚位が限度だろう。
 ロッジで充電が出来ればいいのだがツアー会社の担当者も確実な事は分かりませんといい
 出来ないつもりで予備バッテリーは用意してほしいという事で、2個用意したのだが…。
 結果は写真は450枚ほど撮り、途中のロッジで充電できたので予備バッテリーは
 使用しなかった。

〇スマホ
 シェルパもポーターも、そしてツアーの最奥の集落の村人もスマホを持っていて
 当たり前のように使用していたのだが驚く事ではないのだろう。

〇今回のトレッキングについて。
 意識としてトレッキングというとデイパックだけで平坦で整備された道を辺りの景色を
 楽しみながらのんびり歩く、というイメージを持っていたのだが、今回のルートは
 目的地のカラパタールの標高は5500m、ルクラからの標高差は3000m。
 歩く距離は直線でも50km以上もあり、その道もきついアップダウンの個所もあって
 そこを往復3週間もかけて歩く、というのは事前には予想しないようなハードなものだった。
 他の参加者の皆さんも同様の感想を口にしていた。
 結果、添乗員の話しでは登頂率は通常7.80%くらいという事で今回、12名の参加者のうち、
 2名がカラパタールに登れずリタイア。2名が登ったあと体調を崩しヘリで下山、
 という事で同じような結果だった。

 今回は天候に恵まれ、目的としたエベレストをバッチリと己の目で見る事が出来て
 私としても念願がかない大いに満足している。 が、一方でやはり3週間の
 トレッキングは長いし決して楽なものではなかったという思いもある。
 ネパールに一人で何度も行っている古い山の友人と今回のトレッキングについて
 話したのだが、その友人からボカラからジョムソン街道を歩いてアンナプルナを
 見るトレッキングを勧められた。
 まだ全然その気はないがただ、何でもそうだと思うのだがその時は辛くても
 過ぎてしまえば楽しさだけが記憶される。今回ハードな思いをしたのだが暫くすれば
 その記憶は薄れてしまうだろうし行けるうちに行かないと残された時間は
 余りない現実もある。
 行きたい沢も気になるが部屋に飾ったエベレストの写真を眺めていれば
 その気になるのも早いかも。(了)

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