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霧積川・墓場尻川左俣 2017/11/5

妙義
霧積川・墓場尻川左俣
 メンバー:三井(L、記録)、野澤、山本、小谷
 遡行日:2017年11月5日(日)

墓場尻川は霧積川の支流でナメの多い癒し系の美渓という事から近年、
人気が高まっているようでNetを見ると何本もの山行記録がアップされている。

PB054752.jpg


4日夜、前泊地の碓氷湖に向かうが道路は秋の三連休にくわえ、
トランプ氏の来日の規制の影響もあるのか酷い渋滞で、予定より
2時間近くも遅れて碓氷湖畔の駐車場に到着。
東屋の下にテントを張ると簡単に入山祝いをして就寝。

翌朝、天気は良好だが気温は低く、身震いするほど。
湖畔の木々は赤く紅葉して湖面を染めて、静謐な風情が何とも好ましい。
テントを片づけると入渓点の霧積湖の「いづみ橋」に移動し入渓の準備。
支度を済ませると墓場尻川の左岸の林道に入る。
堰堤を見下ろすところで沢に降り、遡行がスタートする。
沢を進むと早くもナメが現れ、つい顔がほころぶ。
狭いトロを左岸ぞいに行くと巾広の滝。バンド状を登って滝上に出るのだが
私は濡れるのを嫌って右岸から巻く。
屈曲するナメ帯が続いている。コンクリートで固めたような岩盤の上を
水流が音もなく流れ、その上をヒタヒタを歩いて行くのは何とも楽しい気分。
「いいねえ。」の声が上がる。
御機嫌に進んで行くと二段の大堰堤。左岸から容易に越える。
続いて5mの滝。野澤君がまず取り付いて越える。
(今回は殆ど野澤君がトップに立った。)
この沢が世評通りの良渓なのを感じながら暫く進んで行くとCSの滝。
Netの写真で見たものと違わず、すぐにそれと判るCS滝で、今日は少し
水量が多そうで左岸から巻く。大き目の枝沢が左から入るとその先が三俣。
順調に進んできたのでせく事はない。軽く一本とってから左俣に入る。
直ぐに倒木の立てかかった7mの滝。三段12mの滝の一段目の滝だ。
容易だが滝の飛沫がかかるのと岩がモロいので注意が必要だ。
二段目は滝身の左、コケのついたつるつるのスラブがルート。
やはり野澤君が小さな凹凸を拾い、フリクション頼りに気合で登り、
ブッシュにロープをフィックス。後続はそれを頼りに登る。
三段目は水流左から登り、落ち口へ抜けて三段の滝をクリア。
先に進むが屈曲して快適なナメが続く。暫く行くと前方に大きな滝。

PB054747.jpg


「雌滝」と呼ばれる15mの滝だ。ここは登れそうになく右岸から巻く。

PB054764.jpg


と、その上に石積みの堰堤が。
こんなところに、と思うが石積みで辺りと同化していてそれほど目障りでもない。
ナメ滝を越えるとその先にこの沢のハイライト、「雄滝」が姿を見せる。
落差は20m程だが中々に立派な滝だ。

PB054777.jpg


直登は考えられず左岸側の草付を巻くがNetのレポ通り上部は
若干不安定でその箇所だけ補助ロープをフィックスする。
しかし、落ち口から見下ろすと滝身横はクライムダウン出来そうで逆に言えば
登れるという事で、もしまた来る事があれば直登してみようか。
小さな石積みの堰堤を越えると源頭の二俣。もう後僅かで林道にでるハズだ。
下山路は林道にでて右俣を下降して出合に戻るか、林道から旧中山道を辿って
途中から出合に向かって尾根を下るか、の二通りあるが今回はその後者を
とるので左の沢に進む。
沢はゴーロの小沢となって間もなく水流も消える。
樹林の生えた緩傾斜の斜面をゆっくり登って行くとあっさりと林道にでた。
そのまま林道を辿って行くとゲートがあり「旧中山道」に合流する。
その旧中山道をのんびり辿っていくが道端には故事を記した高札があり
それを読んだりして行くが朽ち果てたバスがあったり、学校跡があったりで
如何にも何かありそうな古道という感じがして楽しめる。
途中、古道歩きのハイカーが歩いて来たので暫く話してみると今日は
軽井沢まで行くという。
私の古い知人でやはり古道歩きをしている人がいる事を思い出したが
この後、3.4組の古道歩きの人達とすれ違った。
こういう趣味の人達が結構いるんだなぁ。
909mの小ピークの手前から旧中山道を離れ、出合に向かって小尾根を下る。
小尾根はそれらしい踏み跡はないがそれほど分かり辛い個所はないし
それに今はGPSやらスマホの地図アプリなどの便利グッズがあるので
それらを頼りにすれば迷う事もない。
それでも一か所、7.8m程の懸垂を要する所があるので注意が必要だ。
小一時間も下ると車を置いた「いづみ橋」の直ぐ近くに下り着く。
車に戻って着替えなどすませ帰途につく。

噂通りナメの多い美渓で楽しめた。技術的にもそう難しい個所もないので
初心者混じりでも問題はないだろう。機会があれば行く事をお勧めする。
時期はやはり秋がいいと思う。紅葉とナメのコラボが楽しめるし、この沢は
厄介なヒルの生息地でそれがいなくなる、いという事でも秋がいと思う。

 17年 妙義・墓場尻沢遡行図
   

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