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中川川 湯の沢・四ノ沢 その2

西丹沢
中川川 湯の沢・四ノ沢  

メンバー:N澤(L)、M井(記録)  
遡行日:2019年9月7日(土)  
  
日曜に「モチコシ沢」に行く予定だったが台風接近、雨の予報に急遽、
前日の土曜に別の沢に行く事にした。で、転進先は「湯の沢・四の沢」。
私はかなり昔の事、行ったことがあるはずなのだがそれも確か、
と言えないほど記憶はない。

中川温泉の奥、第一堰堤まで車を進めると空き地がある。
ここに止めて入渓しているパーティーの記録もあるのだが
某旅館の駐車場と書かれた看板があり、つまらないトラブルに
なっても気分はよろしくない。という事で県道に戻り、「悪沢橋」の近くの
空スペースに車をとめ、30分ほど歩いて沢に入る。
広めの河原を歩いて行く。暫く淡々と進み2本の堰堤を越えると
漸く小滝が現れ、その先に古い石積みの大き目の堰堤「深田堰堤」。
昭和初期に作られたものらしい。堰堤の左の壁が登れるのだが黒く滑っていて、
ここは大人しく右岸の巻き道から越える。堰堤の先はまた広めのゴーロが続く。
湯の沢は短い沢だが支流が多く(出合から扇形に一の沢から十二の沢まで
ある)、支沢の見極めに注意が必要で、時折GPSを取り出して現在地の確認を
しながら遡る。暫く行くと両岸の低いゴルジュ状というか広めの側溝状になる。
進むに支障はなく先に進むと正面に大きな黒い滝が姿をみせる。
「黒滝」。落差は40mと称されていて文字通り黒い岩盤の垂瀑で、
水量は少なく何やら不気味というか妖しげな雰囲気を醸している滝だ。
左岸の草付に古めのロープが垂れている。
イマイチ頼り無さげなロープだが草付は急な上にグズグズなので有難く
利用する。(無論、全面的に頼る事は止めておいたほうが無難だが。)
リッジに上がり直上するが急でグズグズは変わらないのでかなり神経を使う。
落ち口の高さまで上がり、トラバースして落ち口の直ぐ上にでるが
先はほぼ涸れ沢となっている。
暫く進むと大きな涸れ棚となる。トポには2段25mとあるが見た目で
もう少しありそうな感じ。
N澤君が取り付き、下段の10mほどを登る。上段は草の密生したような壁で、
登れるとも登りたいとも思えず左岸のリッジに逃げる。
この上も急でグズグズという状態で嫌な巻きだ。
トポでは懸垂20mで沢床に戻っているが幸いその必要もなく沢床に降りる。
沢は細い急なルンゼ状となっている。部分的に微妙なところがあり、
狭い溝に沢靴をねじ込ませるジャミングやらステミングなどで登る。
まー、面白いがザイルは出せないので落ちる訳にはいかない。
(嫌らしい個所はN澤君のお助けを頼む。)
ここを越えるとトボでは右岸の尾根に上がっており我々も
それに合わせて草付を登り、トラバースして下山路の枝尾根に乗る。
枝尾根には薄っすらした踏み跡があり、紫のテープが煩いほどついていて
下山に問題はない。1時間ほどで入渓点の堰堤に下り着き、車に戻って終了。

西丹の沢の、急でグズグズの悪い巻き、というのは常で、ここもその通り。
楽しい沢ではないが沢の後半では緊張感を強いられる遡行となり、
西丹の沢らしさは味わえる。

19年 丹沢 湯の沢・四の沢 遡行図

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