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足尾 栗原川

足尾 栗原川  
メンバー:M井(L、記録)、Y本  
遡行日:2019年 9月15日~16日  
           10月5日~ 6日  
  
「栗原川」の存在を知ったのはかなり以前の事だ。ナメ系の沢だが
登り甲斐のある滝もあって面白そうで、早速計画を立てたものの
延期となってしまい、その後実施する機会がなく時はすぎてしまっていた。
それでも気にはなっていて今回Y本さんを相方に漸く実施の運びとなったのだが。

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【入渓直後のナメ】

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【岩塚の滝】

P9150179大膳の滝
【大膳の滝】

PA050188円覚の滝
【円覚の滝】

PA050180集落跡
【集落跡】

◇第一回目の遡行
 前夜、沼田の道の駅「白沢」で前泊。早朝栗原林道に入り、
 「松ゾリ沢橋」の脇の小広い空地に車を停める。
 沢支度を整え、橋から少し進んだ小尾根の踏み跡を下って栗原川に降りる。
 栗原川を進むと直にナメ床となり、ナメと河原が交互に続いている。
 さすがに「ナメの沢」である。ただナメが長々と続く、という感じはなく
 インパクトはそれ程ない。
 「関東一のナメ」という評価もあるようだがさて、その評価はどうだろうか。
 確かに見惚れる所もあるが。
 遡行は順調に進み、斜瀑を越えるとゴルジュとなり、入り口に滝が落ちている。
 「大膳ノ滝」だ。
 三段になっていて一段目、二段目はいいが三段目が厄介らしい。という事でここは巻き。
 だがこの巻きでヘマをしてしまう。大膳ノ滝の手前の斜瀑の右岸の小沢から
 巻き始めたのだがグズグズの急なガレ沢沿いに登ったのだがそれがヘマのもと、
 無駄に体力と気力を消費して戦意喪失。結局栗原林道にあがって敗退となってしまった。
 当然、自分としてはこのままでは済ませる事など出来るはずはなく早期の再戦を図った。

◇第二回目の遡行
 第一回と全く同じ行程で遡行は進み、「大膳の滝」にでる。
 この高巻きは元々それほど厄介な高巻きではないハズで、前回はなぜその高巻きに
 失敗したのだろうか。釈然としない思いが消えなかった。
 「大膳ノ滝」の手前の斜瀑まで戻り、前回同様右岸の小沢から巻き始める。
 登ると小沢は草付のボサに隠れて見にくいのだが右寄りに続いている事に気づいた。
 (そうか。前回はそれを見逃してガレ沢沿いに直上してしまったのか。)
 直ぐに5.6mほどの涸れ滝となる。登れなくはなさそうだが滑っているしモロそうだ。
 で、右岸の草付を登って行くが余り上がり過ぎずに右にトラバースして
 集落跡に出るようにしなければならない。
 注意して5.60mほど、上がって行くと右にトラバース出来そうな地点にでる。
 記録では踏み跡があるように記されているがそれらしいものはない。
 トラバースして行くと何となく踏み跡らしくなり、間もなく石垣が点在している地点にでる。
 石垣以外には何もないがこれが集落跡だろう。
 こんなところに集落あった事が何とも不思議だ。集落跡の踏み跡を辿って行くと
 滝音が聞こえ「円覚ノ滝」(地形図では不動ノ滝)の上にでて、そのまま行くと
 滝の落ち口の直ぐ上にでた。
 落ち口の対岸に細引きが垂れて踏み跡があるようだがそのまま平瀬の沢を進む。
 間もなく左岸にピンクのテープが垂れている地点に出る。踏み跡もあり
 それを登って行くとコルにでて少し進むと踏み跡は枝尾根を下っている。
 降りて行くと「ツバメ沢」の出合のすぐ手前で、右岸側にいいテン場がある。
 予定のテン場で、ザックを下ろすとツエルトを張り、Y本さんは上流に釣り、私は薪集め。
 意外に薪が少なく結構手間取って集めていると間もなくY本さんが戻り、後はリラックスタイム。
 燃え上がったたき火を前に缶酒をチビチビやりながら四方山話し。明日はもう厄介なところはなく
 のんびり遡行を楽しめばいいだけなので気は楽だ。ゆったりと至福の時間が流れる。
 眠気も出始めところでツエルトに潜り込むが暫くしてツエルトを叩く雨の音。
 (今日、明日は晴れの予報だったハズだが。)
 雨は一旦止むも明け方前からまた降り出す。
 台風崩れで生じた梅雨前線の影響か。
 ツエルトの中でボソボソと前後策の相談。雨はそれ程強くなる事はなさそうな感じだし
 以前なら恐らくGOだろうが今の我々には雨の遡行は気が重い。
 結局、今回も栗原林道にエスケイプという結論になる。身支度を済ませ
 昨日下った枝尾根を登り返していくと空の一部に青空がでてくる。
 つい、沢に戻って遡行を続けようかと、迷いがでるが。まー、今更また変えてもね。
 大人しく登り返して行く。
 コルに上がりそのまま下降して不動沢を渡り栗原林道に上がるべく枝尾根を登って行く。
 エスケープは思ったより容易で、短時間で栗原林道に上がる事ができた。
 栗原林道をのんびり下ると大した時間はかからず車に戻り今回の山行を終える。

 栗原川はそれほど難度は高くは無い。1泊2日でまずまず楽しめる沢かと思う。
 思いがけず2度も途中撤退という事になってしまったがこの沢の様子は
 概ねは分かったように思うのでいいとしよう。
 もう自ら計画する事はないと思うがもし、誰か行きたいという人がいて
 誘われれば行くかもしれない。

19年 足尾・栗原川 遡行図

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